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多くの場合、マンションは一戸建てに比べて、駅に近く、利便性が良いという特徴があります。建物の清掃や管理も管理組合(または管理会社)がやってくれますので、手間が省けます。最近のマンションではオートロックが標準装備になっていますので、押し売り等の迷惑を受ける心配もありません。鉄筋コンクリート製ですので、断熱効果が優れており、雪の降る冬の寒い朝でもふとんから出ることが全然苦痛になりません。私もそれらの利点が気に入り、1997年9月に新築マンションを購入して入居しました。

しかし、マンションに住むことは利点ばかりではありません。マンションは考え方や価値観の異なる見ず知らずの他人同士が同じ1つの建物の中で共同生活をしてくため、それによりペット問題や騒音問題に代表されるような、様々なトラブルが生じます。。実際に分譲マンションに住んだ経験のない方は、マンションというと鍵1本でプライバシーとセキュリティーが確保され、煩わしい隣近所との付き合いもないと誤解をしがちですが、実はそれは大間違いなのです。

マンションの管理組合が正しく機能しているマンションでは、マンション内に良好なコミュニティーが形成され、どんなトラブルが発生しても、住人全員が一致団結して協力することにより解決していくことができます。逆に管理組合が正しく機能していないマンションでは、しばしば隣人の顔や名前も分からないような状況となり、これが様々なトラブルを生む根本原因となっていることが多いのです。

「マンションは管理を買え」とよく言われますが、これは単に管理会社が一流であるとか、見た目の管理が行き届いているとかの話ではなく、実はそのマンションの管理組合が正しく機能しているかどうか、別の言い方をすればマンション内に良好なコミュニティーが形成されているかどうかが重要だということなのです。

私はマンション管理士として、またマンション住人の先輩として、マンションの購入を検討されているみなさんにも、出来る範囲でアドバイスを差し上げたいと思っています。マンションの購入を検討する上で、何か疑問点がありましたら、「お問い合わせ」にてお気軽にご相談ください。出来る範囲での助言を差し上げます。