個人情報保護をテーマに講演

昨日かながわ県民センターで行われた神奈川県マンション管理士会の第15回勉強会の第2部で、「個人情報保護」をテーマに1時間の講義を行いました。勉強会の第1部は神奈川県マンション管理士会の会員であり、弁護士の中原茂氏による「個人情報保護法とマンション管理組合」。中原氏の講演は個人情報保護法のポイントを解説しながら、名簿の管理や、防犯カメラの運用など、管理組合への具体的な助言をどのように行うべきかを明らかにする内容でした。私は第2部で「神奈川県マンション管理士会の個人情報保護への取組み」をテーマに1時間の時間をいただいていたのですが、事前に配布された中原氏の講演資料に過去の個人情報流出事件の事例紹介が含まれていなかったので、講演前日に急遽追加した資料が「個人情報流出事件」です。結局、私の講演時間の前半の30分でこの事例紹介を行い、後半30分で士会の取組みについて説明することになりました。昨年話題となったヤフーBBとジャパネットたかたの個人情報流出事件を始めとして、パソコンの盗難や、CD-ROMの紛失、廃棄パソコンからのデータ盗難、元勤務先からの個人情報の持ち出しなど、いくつかの具体的な事例を紹介しながら、その原因から学ぶべきことや注意すべきことを説明していったのですが、やはり具体的な事例があったせいで、参加者のみなさんにもよく理解していただけたようです。でも、調べてみて初めて知ったのですが、ほとんど毎日のように個人情報の流出事件が発生しているんですね。私も士会の個人情報保護責任者として任命された以上、十分に気を配らないといけません。