滞納問題への対応

マンション管理センターの「セミナー」のページに、3/29(土)の13:00?15:00に千代田区神保町の岩波書店セミナールームで行われるマンション管理小規模セミナーの案内が掲載されています。テーマは「管理費等の滞納督促の仕方」について。管理組合の運営を行う役員にとって頭の痛い問題である「管理費等の滞納」について、マンション管理問題に関心の高い湯川・佐原法律事務所の佐原專二弁護士が「判例あるいは法的対応の仕方」を具体的に講演してくれるそうです。定員50名で受講費用は3,000円。ホームページからの申し込みもできますので、興味のある方はどうぞ。私は、滞納問題への対応として管理組合がやるべきことは2つあると思っています。ひとつは滞納問題が発生したときの対応で、これは督促などの法的手続きで上のセミナーのテーマになっているもの。もうひとつは滞納問題を未然に防ぐ管理組合の体制づくりで、管理コストの削減や、タイムリーな状況把握、広報・啓蒙活動など、事態が深刻化して法的手段に訴える前に、管理組合がやるべきことはたくさんあります。長引く不況に加え、マンション価格の下落に相反して、管理費や修繕費が割高になる超高層マンションや、豪華共用施設付きのマンションが増えていることも、滞納が増えている一因となっているように思いますが、そもそも管理費等の納入は、マンションで快適な生活を送るための大前提となるもの。一般に滞納問題と言うと、問題が大きくなったときの対処方法に目が向きがちですが、問題を深刻化させないためのノウハウも、それと同じくらい大事だと考えます。