隣地のマンション建設への対応

asahi.com : 住まいの「ここが知りたい!」の2003/05/27付記事で、マンションを購入後、1年も経たないうちに南側に14階建てのマンションが建って、一日中日照権が奪われてしまうという相談が載せられています。建築基準法による日照規制の及ばない商業地域や工業地域に建つマンションでは、このような紛争が多発しているそうです。分譲業者が南側の隣地のマンション建設を知っていながら、「建たない」と嘘をついたり、説明をしなかった場合には、契約解除や損害賠償請求もできるわけですが、マーフィーの法則によると、マンションの南側の空き地には、必ず「突然」マンションの建設計画が決まるようです(^_^;)。本来、隣地のマンション建設に対しては、近隣住民の有志が団体を作って交渉に当たるのが正しいやり方と言えますが、実際にはマンション管理組合が対応窓口になるケースも多いでしょう。上の記事によると、かつてマンション建設に反対して、工事用のトラック等をスクラムを組んで止めた近隣の人達が建設業者から裁判を提起され、工事が遅滞したとして2,000万円の損害賠償を請求され敗訴した事件もあるそうです。注意しましょう。