地球温暖化とマンションのスラム化

経済産業省ホームぺージの報道発表資料の2002/06/27付け記事「夏季の省エネルギーについて」で、地球温暖化防止に向けた夏の省エネキャンペーンが発表されています。夏の省エネというと、1970年代に起きた2度のオイルショックで、1980年に当時の大平首相を始めとする国会議員自らが着用した「省エネルック」なる半袖スーツが登場したものの、国民の間にはまったく浸透しなかったことが思い出されますね。かつては「省エネ」と言うと、節制、我慢というネガティブなイメージが強かったですが、最近ではエコロジーやリサイクル意識の高まりと共に、地球温暖化防止のための21世紀の新しいライフスタイルとして、ポジティブなイメージが高まってきているように思います。問題なのは、省エネの重要性を理解していても、具体的な行動に移せない人たちが多いということでしょうか。マイカー使用を控える、照明をこまめに消す等、誰もが簡単に出来ることがたくさんありますが、日頃から意識をしていないと、なかなか行動に結びつかないものです。マンションの管理組合活動も似たようなところがあって、日頃から意識をして行動していかないと、地球温暖化ならぬ、マンションのスラム化が進んでいくことになります。気をつけましょう。