ペット飼育のための特別な設備の必要性

毎日インタラクティブの「住宅情報」の「住宅関連ニュース」の2002/08/04付け記事「「ペット可」マンション考=井本史夫」で、最近増えてきた「ペット可」のマンションが持つ、ペット飼育のための特別な設備について、動物病院院長の目から見た意見が述べられています。共用部の設備には必ず維持費がかかりますので、本当に必要な設備なのかどうか、購入前によく考えるべきとのこと。一般にペットの問題というと、ペット好きな住人とペット嫌いな住人との間のトラブルを考えがちですが、実際にはそのような単純なものだけではなく、ペット愛好家が集まる「ペット可」のマンションでも、ペットを飼育する人間のモラルが原因で、住人の間でトラブルが発生することがあります。このような問題は、ペット用の足洗い場やトリミングルームといったハード面だけでは到底解決できるものではなく、集合住宅でペットを飼うためには、やはりペット飼育者にそれなりの自覚と責任が必要だということでしょう。ペット飼育のための設備が充実していることを理由に「ペット可」を売り文句にするマンションが、必ずしもペット問題から無縁であることにはならないことを知っておくべきでしょう。