片付かないリビング

毎日インタラクティブの「住宅情報」の「住宅関連ニュース」の2003/01/08付け記事「新聞やおもちゃ散らかり「片付かないリビング」??20、30代女性の68%」で、日本プラスチック日用品工業組合が全国の20?30代の女性200人を対象に、家の中の片付かない場所について調査した結果が紹介されています。それによると片付かなくて困っている場所はリビングが68%と最も多く、逆にリビングがいつも片付いている人は、全体の28%と圧倒的に少数だったそうです。本・新聞・雑誌や衣類、おもちゃが片付かないものの代表で、収納スペースが少ないことが理由のようですが、収納スペースはあればあるだけモノで埋まってしまうもの。やはりモノを捨てられないということが、一番の原因と思われます。昔の日本家屋の和室はリビング兼ダイニング兼寝室であり、一日の生活サイクルの中で部屋の機能を切り替える際に、必然的にモノを片付けるというシステムが出来上がっていたのに、現在の洋室中心のライフスタイルだと、リビング、寝室、ダイニング等が機能的に分かれているため、お客様でも来ない限り、リビングが片付いていなくても日常の生活では特に困らないということも背景にあるでしょう。読み終わった雑誌や、古い衣類、遊ばなくなったおもちゃなど、捨てても特に困らないものなのに、想い出や愛着もあったりしてなかなか捨てられないというのはありがちなことですが、マンションでは収納スペースも限られているので、上の記事の中でも助言されているように、モノを定期的に捨てるというシステムを生活の中に組み込む必要があるようです。