マンション管理とロールプレイングゲーム

Final Fantasy X-2の発売日。全世界で550万本を販売した前作では、世界に平和をもたらすために召喚士になる「覚悟」をしたユウナが、人との出会いや別れを通じ、様々な試練を乗り越えて目的を達成するまでが描かれていましたが、今回の作品はその2年後の物語。仲間と旅を続けるうちに、一見平和そうな世の中も実は問題が山積みであることを知るらしく、それらをどのように解決していくかが興味深いところ。このようなロールプレイングゲーム(RPG)では、プレーヤーはいきなり見知らぬ世界に放り出されるので、とにかく街行く人から情報を集めたり、数多くの敵と戦って経験値を上げ、新しい技や能力を身に着けながら、ゲームの中で成長していくことになります。マンション管理も同じことで、私のようなごく普通のサラリーマンがある日突然輪番制で管理組合役員に任命される訳で、その後はまさにRPGの世界。とにかく多くの人と出会いながら情報を集め、数多くのトラブルを経験しながらマンションの管理者としてのレベルを上げていくことになります。このように自分が今まで知らなかった世界を知り、そこに山積みされた問題を仲間と一緒に解決していくことは、実はとても楽しいことなのですが、残念ながら世間では、このような「マンション管理」のRPGに楽しみを感じる人は少数派のようです。全管連の谷垣千秋氏が言うように、「マンション管理が楽しい」と思うように持っていくのも、今後マンション管理士の大きな役割になるでしょう。さて、前作は約2週間でクリアした私も、今は「マンション管理士」のRPGに時間を取られているので、X-2のクリアにはちょっと時間がかかりそうです(^_^;)。こちらもマンション管理と同様、地道にいきましょう。