ペイオフ解禁に備えた修繕積立金の運用方法

asahi.com : 住まいの「週間朝日・アエラから」のAERA:2003年3月3日号記事「安全第一なら国債か 「金融不全」で修繕積立金をどう運用する」で、マンション管理組合が将来のペイオフ解禁に備えて多額の修繕積立金をどのように運用すべきかが説明されています。マンション管理センターの調査によると、1戸あたりの修繕積立金残高の平均は37万円だそうで、大規模マンションですと十数億円の積立金があることも珍しくありません。断トツの人気は住宅金融公庫のマンション修繕積立債券「マンションすまい・る債」だそうですが、公庫の2006年の独立行政法人化もあり、政府保証債ではなく、公庫将来が不透明ということで、記事では国債を薦めています。安全性と使い勝手を重視するなら、普通預金に1千万円ずつ預け分けるというのが一番単純な方法ですが、数十冊の通帳と印鑑を管理するのも大変ですし、それだけ多くの金融機関に預けると破綻のリスクも増えると指摘しています。たしかに元金の1000万円とその利息分は保証されるといっても、実際に金融機関が破綻してしまうと簡単には預金を引き出せなくなるようですので、注意が必要ですね。2003/03/15の「今日の話題」で述べたように、うちのマンションもペイオフ対策は仕切り直しになりました。記事の中で推奨されているように、「安全性」「換金性」「収益性」の順番で考えて対応したいと思います。