駐車場増設のさいの留意点

日経住宅サーチの「マンション管理サテライト」の2003/04/31付記事「第26回 駐車場増設のさいの留意点」で、集合住宅の駐車場設置率と増設の際の注意点が紹介されています。それによると、全国平均でマンション駐車場の設置率は51.4%だそうです。首都圏(京浜葉)だと41.1%の設置率で、駐車場不足とそれによる不公平感に悩むマンションが多いことが分かります。この問題を解消するために駐車場の増設を行う場合、(1)自走式の駐車場のように建築基準法の適用を受けるものは、建ぺい率や容積率・日影規制などをクリアする必要があること、(2)工事費を捻出すること、(3)居住者の同意を取り、近隣住民への配慮も行うこと、の3点が留意点として挙げられています。うちのマンションは一応「駐車場100%完備」なのですが、大半がピット式の機械式駐車場。後になって「機械式駐車場はカネ喰い虫」であることに気がついても後の祭りでした。今後予想される維持費を考慮すると、近隣の土地を管理組合で買って駐車場にしたほうが安いのではないかという議論もあるくらいです。ワンボックスやRV車が停められず、出し入れにも時間がかかる下段は4分の1が空きパレットという状態。機械式駐車場での増設を考えている方はご注意を。