宅配ボックスの使い勝手と問題点

マンション管理新聞2003/06/25号の20面記事「使ってみました 何かと便利?困った?宅配ボックス」で、宅配ボックスの使い勝手や問題点などが紹介されています。大規模修繕に併せて宅配ボックスを新設した築29年のマンションでは、管理員の負担が軽減するとともに、住人にとっても管理員に気兼ねすることがなくなって好評のようです。よく使う人は2割とのこと。上位20%で全体の80%を占めるというパレートの法則ですね。一般に共働きや一人暮らしはかなり高稼働率のようです。宅配便の受け取りだけでなく、クリーニングや、カメラのフィルム・写真の受け渡し、出前の空き食器置き場として使ったり、レンタルビデオの返却やお米・お酒の配達に利用しているケースもあるようです。問題点は、やはりオンライン管理の保守契約料金が高いということでしょうか。あとは、運送契約上の問題から宅配ボックスは基本的に使わないという宅配業者も多いこと。私もインターネット通販で買った急ぎの荷物を、不在のため持ち帰られて困った経験があり、それ以来、購入フォームのコメント欄に必ず「不在時は宅配ボックスに入れてください」と記入するようにしています。なお、この記事の中で、自治会から預かった全戸分の非常用食料を宅配ボックスを利用して配布した役員、年間の保守契約料と総使用回数を調査して1回当たり約270円という計算をした役員、部屋番号を打ち込むと液晶ディスプレイに全居住者の氏名が表示されることを問題視している役員が紹介されていますが、それらはすべて同一人物です(^_^)。