Bフレッツ使った光ファイバ放送

スカイパーフェクト・コミュニケーションズ企業情報サイトの2003/09/11付記事「光ファイバーを利用した映像配信事業における株式会社つなぐネットコミュニケーションとの販売提携について」で、スカパー!がマンション専門プロバイダーつなぐネットコミュニケーションズ(つなぐネット)と提携して、Bフレッツ使った光ファイバ放送を販売することが発表されています。この光ファイバ放送は、スカパー!の100%子会社であるオプティキャストが今年12月から東京の一部エリアで提供するもので、全チャンネル分の放送をマンションまでは光ファイバで送信した後、各住戸までは既設の同軸ケーブルで配信し、各住戸では専用のチューナで受信するもの。これにより、「スカイパーフェクTV!」の放送チャンネル、地上波放送、地上波デジタル放送、BSデジタル放送などのテレビチャンネルが視聴可能になります。また、CS放送は水平偏波と垂直偏波の2つを使っており、一部の周波数にBSと同じ周波数を使っているため、従来の共聴システムではCS放送の全チャンネルを視聴するには同軸ケーブルを2軸配線する必要がありましたが、今回のサービスでは1軸の同軸ケーブルで配信が可能になります。CS放送の全チャンネルの受信を希望している既存マンションにとっては、朗報と言えるでしょう。光ファイバを使用した映像配信が本格化しつつある中で、既存マンションのブロードバンド対応は、単にインターネットの利用に留まらず、テレビ共聴設備の観点からも見直しが必要になってきているようです。大規模修繕工事に合わせて通信インフラの整備を検討中の管理組合も多いと思いますが、次々に新しい技術やサービスが提供される業界の動向から目が離せない状況がしばらく続きそうです。