二重鍵や住民間の協力効果

asahi.com : MYTOWN : 東京の「企画特集」の「最新 マンション考現学」の2003/09/12付記事「二重鍵や住民間の協力効果 平澤修氏」で、中央学院大講師の平澤修氏がマンションの防犯対策について紹介しています。防犯カメラやオートロックドアなどマンション全体の対策に加えて、個々の部屋に二重ロックや特殊ガラスなどを備えつけるのが有効な方策とのこと。また、チャイムを鳴らされたら、嫌がらずに応対するように警告しています。居住者がいる時に侵入されると、凶悪事件に発展する恐れが極めて高くなるからだそうです。そして、マンション全体で住民の相互協力が進めば、狙われにくい住まいになるとし、同時に住民同士のトラブル防止という副次的な効果も生むと結論付けています。マンションの防犯対策はハード面での対策に加えて、住人の防犯意識の向上というソフト面での対応が不可欠です。私も3年前に役員になりたての頃、駐車場に停めてある車のナンバープレートを調べていて不審者に間違われたことがありましたが、居住者の顔も名前も分からないような状態では、居住者なのか不審者なのかの見分けもつきません。管理組合としては、広報紙や掲示ニュースによって居住者の防犯意識を高めると同時に、管理組合の総会や消防訓練など、住人同士が顔を合わせる機会を積極的に作ることが大事だと思います。なお、神奈川県マンション管理士会でも神奈川県警にご協力をいただき、12月に「マンションの防犯対策」をテーマにした管理組合向けセミナーの開催を予定しています。詳細については後日ご紹介しますので、お楽しみに。