インターネットで競売物件を公示するシステム

asahi.com : 生活の「住む」NEWSの2002/07/26付記事「競売の物件をネット公示」で、インターネットを通じて競売物件情報を公示するシステム「不動産競売物件情報」(http://bit.sikkou.jp/)が7/26(金)から東京地裁で動き出したことが紹介されています。大阪地裁ではすでに7/19(金)から動き出していたそうです。実際にアクセスしてみると、まず東京地裁管内か、大阪地裁管内かを選んだ後、競売物件情報の検索ができるようになっています。検索をするには、少なくとも土地か戸建てかマンションかの種別を選んで、閲覧開始日を選ぶ必要がありますが、さらに所在地や電車の沿線で絞り込むこともできます。さらに8/2(金)からは、従来は一定期間に裁判所まで出向かないと閲覧できなかった、(1)物件明細書(2)現況調査報告書(3)評価書の「3点セット」のダウンロードが可能になり、しかも占有者がいるのか、いる場合はどのように排除される予定なのかなどもわかるようになるそうです。今後このサービスは2年程度で全国展開されるようですので、インターネットのメリットを生かして一般の人がこれらの情報に容易にアクセスできる環境が整ってくるようです。5/28の「今日の話題」で、競売物件を専門に扱う不動産業者が業績を伸ばしている話を紹介しましたが、長引く不況で管理費等の滞納はどのマンションでも深刻な問題になりつつあります。とにかくタイムリーな状況把握とスピーディーな対応が重要であることを肝に銘じましょう。