集合住宅の構内を光配線化する光伝送システム

NTT東日本の「最新のニュース」の2002/08/14付け記事で、集合住宅の構内を光配線化する光伝送システム「CN-100」が販売開始されたことが紹介されています。MDF室などの共用スペースに設置する集合装置(24ユーザー分、98万円)と各戸に置く宅内装置(55,000円)を光ファイバーで結ぶことにより100Mbpsの高速通信を実現するそうです。伝送速度はイーサネットと同等ですが、最大2kmまでの長距離伝送が可能なので大規模マンションでも対応できることが売りのようです。うちのマンションには構内配線(LAN)がないため、8年後の大規模修繕の際にイーサネットケーブル、あわよくば光ファイバーでLAN構築を、と勝手に構想を練っているのですが、まだまだ光関係の装置は高価ですね。同じNTT東日本の「最新のニュース」の2002/06/18付け記事で紹介されているVDSL装置「VH-50」だと、集合VDSL装置(12ユーザー分、39万円)と単体VDSL装置(34,000円)の組み合わせで、最大51Mbpsの高速通信が可能になるので、場合によってはこちらの選択肢もあるかもしれません。VDSLは既存の電話回線を利用するので、LAN配線工事が不要というのが強みでしょう。うちのマンションはADSLが利用可能で、インターネット利用者もダイヤルアップ接続が多いため、ブロードバンド化のインフラ整備に対する要求はあまり強くないのが現状です。しばらくは技術革新と低価格化を期待しながら、模様眺めで行くことにします。

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