資格の取得はゴールではなくスタート
日経BP「BizTech」の「活用コラム」の「視点」の2002/08/28付記事「視点:「食える資格」の取得で道は開けるのか」で、司法書士試験に挑戦して2年目で合格した記者さんの体験記が載せられています。大学受験の比ではない勉強量をこなし、やっと合格したものの、合格はゴールではなく、司法書士業をしていく端緒についただけとのこと。その後、司法書士会などが開催する各種研修に参加し、他の司法書士事務所で実際の業務を学び、やっと開業というスタートラインに漕ぎ着けるが、黙座していても仕事はやって来ず、「独立・開業して順調に軌道に乗るかどうかは、結局は自分の営業力や、仕事に対する誠実な姿勢、提供できるサービスの質に依存する」のだそうです。私たちマンション管理士もまったく同じこと。取得した資格を生かすも殺すも、その後の本人の努力次第ということでしょう。ボランティア管理士のnotesとしては、「食える資格」というよりは、「社会貢献のための資格」を目指していますが、それとても同じこと。単に資格を持っているだけでは世の中の何の役にも立てません。常に自己研鑽してサービス品質の向上に努め、積極的に社会と関わり合うことによって、初めて世のため、人のために役立つことができると考えます。