NHKアーカイブス「良寛先生」

昨日(9/01)「NHKアーカイブス」の「ある人生」で、「良寛先生」という1964年(昭和39年)の番組が放送されていました。良寛(りょうかん)先生と親しまれた本田良寛(よしひろ)医師は、親の代からの開業医院を閉じてまで、あいりん地区で低所得労働者の診療に打ち込み、「ある時払いの催促なし」の借用書を書かせることによって所持金のない日雇労働者の診療行為を続けたそうです。60歳で胃がんで亡くなったときの葬儀には、大勢の労働者が駆けつけ、弔問の列が途切れることがなかったとのこと。ここまで自分をなげうってまで他の人のために生きることが出来る本田医師の「志」には本当に頭が下がり、感動しました。私はマンション管理士は「マンションのお医者さん」だと思っています。医師の「志」が人の命を救うことならば、マンション管理士の「志」はマンション管理に関する諸問題から住人を救うこと。「マンション管理士の資格をどう活かすか」を考えるのではなく、「マンション住人を救うには何をすべきか」を常に念頭に置いて行動したいと思います。