飲料水の備蓄
9月1日は「防災の日」。1923(大正12年)のこの日に起きた関東大震災の教訓を忘れないという意味と、この時期に多い台風に対する心構えの意味も含め、1960(昭和35)年に制定されたそうです。阪神淡路大震災では、地震発生後、ライフラインが停止し、復旧には電気1週間、水道4-6週間、ガス12週間を要したようです。電気とガスはともかくとしても、人が生きていくためには飲料水だけは不可欠です。阪神淡路大震災の場合、給水車が来るまでに3日かかったようですので、3日間分の水は各家庭で備蓄しておく必要があるようです。人が生きていくには1日3リットルの飲料水が必要だといわれていますので、4人家族の場合は36リットルの備蓄が必要になります。また、給水槽のあるマンションの場合、そこに蓄えられた水も結構役立つようです。うちのマンションでは、給水槽には62世帯で2万リットルの水が常時ありますので、1世帯あたり約300リットルの備蓄があることになります。ただし、この水を利用するにはどうしたらいいのか、私を含めて居住者の中で知っている人はたぶん誰もいない状況ですので、来年春の消防訓練の際に、給水槽清掃業者の協力を得て利用方法の実地研修を行う予定です。みなさんのマンションでは備えは十分でしょうか。