弁護士や公認会計士の営業方法

日経BP「Small Biz」の藤井孝一氏のコラム「『週末起業』のすすめ」の「第15回 週末起業家はウェブ上だけで勝負せよ(1)」によると、世の起業家や経営者の多くが悩む問題は売り上げ不足、すなわち顧客不足なのだそうです。マンション管理士を業として考えている方の多くも同じ問題で悩んでいるのではないかと思います。顧客を増やすには営業活動を行う必要がありますが、しかし、必ずしも営業に出ることが適さない職業もあるのだそうです。例えば医者がその典型で、大半の消費者にとっては、必要に迫られないかぎり、医療サービスは全く不要で、売り込みをする医者やチラシの入っている病院は、すんなりとは信用できないとのこと。このような場合の営業方法は、本を書いたり、タウン誌に連載したり、地元で無料の講演会をしたり、そうした活動を通じて、自分のスキルや専門性を多くの人に知ってもらうのだそうです。こうして自分から営業しなくても、患者さんのほうから尋ねてきてくれる仕組みを作るのだそうです。これは弁護士、公認会計士、経営コンサルタントなどの専門的職業人なら、みなやっていることだそうで、私たちマンション管理士も決して例外ではないでしょう。自己研鑽に励んでスキルの向上に努める一方で、マンション管理士としての専門性の高さを多くの人に知っていただき、マンション管理の問題で困っている管理組合役員さんや居住者の方から尋ねてきてくれる仕組みを作ること。チラシを配ったり、マンションを訪ね歩いたりするのではなく、むしろ自分の専門性をアピールするような営業活動が大事だと言えるでしょう。よく考えると私のこのホームページも、ささやかな「営業活動」のひとつかもしれませんね。がんばって毎日更新を続けます、はい(^_^;)。