部下とのコミュニケーション

日経BP「Small Biz」の小山社長のコラム「心を豊かにするIT」の「第16回 時間と場所を共有してこそ、ITツールが生きてくる」によると、中小企業も大企業も含めて管理職が一番できていないのが、部下とのコミュニケーションだそうです。会議でも飲みに行っても上の人間がしゃべりっぱなしで、部下から見るとコミュニケーションになっていないとのこと。マンション管理組合の理事会や総会でも、ともすれば同様な状況に陥りがちなだけに、ちょっと耳の痛い話ですね。小山社長のところでは、3週間に2回「グループ懇親会」という12人以下の飲み会を開いて、参加者全員が順番で1分間づつ社長に対して主張したいことを話すのだそうです。全員の話が終わったところで社長が話をして、感想や質問をし、最後にもう一度全員が30秒づつで感想を話すという段取り。参加意識を高めるために社員から会費を徴収し、不足分は社長の自腹。そのような場で飲む酒の味がどうなのかはさておいて、このような形で時間と場所を共有することにより、初めてグループウェアやe-メールやボイスメールといったITツールが生きてくるものなのだそうです。9/20(金)に渋谷で行われた「東京OF JYAN」も、マンション管理士・管理組合・マンション管理関係者が一堂に会して、まさにそのような時間と場所を共有できる場となりました。今まで掲示板やメールでしかやり取りをしたことがなかった方々と初めてフェース・トゥー・フェースのコミュニケーションが出来て、より信頼関係を高めることができたような気がします。これをきっかけとした「マンション管理連絡会」の動きも全国的に広がりそうで、これからが楽しみです。