士会でのマンション管理士の紹介依頼への対応

横浜駅西口の喫茶「白十字」で行われた神奈川県マンション管理士会準備会の総務部会に出席してきました。倫理規定、業務標準、報酬規定も一通り完成し、とりあえず準備会としての総務部会の活動は終了。後半は士会設立後の検討課題に関する自由闊達な意見交換の場となりました。特に議論が盛り上がったのが、一昨日(10/18)の「今日の話題」で取り上げた一般の方からの問い合わせがあったときの士会の対応方法。私は士会はあくまでもマンション管理士の存在を世間にPRしたり、会員のレベルアップを図るための団体であって、特定のマンション管理士を紹介したり斡旋したりすることは本来の業務ではないと考えていますが、困っている相談者に対して士会が「ホームページの会員リストを見て下さい」と言うのではあまりにも不親切と言う意見も相次ぎました。もし士会として特定のマンション管理士を紹介するのであれば、単に会員に仕事を順番に回すのではなく、きちんとした選考基準を設け、お客様の要望に合致するマンション管理士を紹介し、その結果については責任を持って最後までフォローをする体制が必要になるでしょう。それが出来ないのであれば、士会としては中途半端な対応はすべきでないというのが私の考えの根底にあります。士会設立と同時に問い合わせが増えてくることが予想されますので、早急に具体的な対応方法を決めなければいけない検討課題ですが、士会の中立性と同時に、お客様にとっては何が最善の対応方法となるのかを常に念頭に置きながら、慎重に考えることが大事だと思っています。