住宅性能表示制度

読売新聞 YOMIURI HOME GUIDEの「ニュース」の2002/10/19付記事「お墨付き中古住宅 わかります」によると、2002/08/20の「今日の話題」で紹介した中古住宅に対する「住宅性能表示制度」の評価機関が、今月中にも決まって動き出すようです。中古の分譲マンションも対象ですので、検査・評価を受けて、悪いところをリフォームした上で再検査を受ければ、資産価値を高めて売却することができるとのこと。検査の内容は建物の劣化状況を調べる現況検査と、強度やバリアフリー等に関する性能評価の2つがあるそうですので、マンションの大規模改修工事の計画段階でも参考になるかもしれません。私の住むマンションは緩やかな傾斜地に建っているため、エントランスと廊下の間には長さ5mx高さ1.5mの階段があります。勾配で言うと1.5/5=30%です。先日、将来のバリアフリー化を考慮して、ここにスロープを設置できるかどうかの検討を行いました。結論は残念ながら設置不可。車椅子で自走するにはスロープ勾配は5%が基準、最大でも8%とされているので、スペース的に無理というのが理由です。車椅子での通行を可能にするには、段差解消用のリフトを設置するしかないとのこと。幸い裏の出入口は緩やかなスロープになっているので、そちらからなら車椅子でも入れるのですが、だいぶ遠回りになるのが難点。もともとエントランスにスロープは無理だろうなという感触を持っていたので、今回の調査でそれがはっきりした訳ですが、代案としてリフトを設置するという手もあることが分かったので、それだけでも良しとしましょう。