マンションの防犯基準

毎日インタラクティブの「住宅情報」の「住宅関連ニュース」の2002/11/23付け記事「5分は破られない住宅部品を 来春までに防犯新基準策定??警察庁など、官民合同で」によると、ドアやサッシなどの業界団体と国土交通省や警察庁などが、来春までに官民合同で新たな防犯基準を作ることにしたそうです。(1)ガラス・フィルム、(2)シャッター、ドア、サッシ、(3)錠前、の3部門で防犯基準を作り、、「5分間は破られない」ことを目指して普及を図るとのこと。警視庁が2000/12/14に定め、2001/04/20に改定した「ビル・マンション等に係る防犯基準」では、マンションの共用部分や専用部分の構造や防犯設備に関しての一定の基準を設けて、自発的な対策を促していますが、今回策定するものはその個々の部品についての細かい防犯基準を定めるようです。さすがに欧米には古くからガラスの防犯基準や錠の防犯基準が整備されているわけですが、国際化の進んだ日本も同じレベルの防犯基準が必要な時代になったいうことでしょうか。管理組合としても、実際に被害が起きてから対策を講じるのではなく、先手先手で防犯対策を考えることが必要な時代になったと言えるでしょう。