地震でエレベーターが停止したとき

日経BPの2005/07/26付記事にもあるように、2005/07/23に発生した地震の影響で首都圏のエレベーター約5万台が停止したそうです。このうち、エレベーターの中に人が閉じ込められたのが46件。意外と多くの閉じ込め事故が発生したことが分かります。

最近のエレベーターは「地震時管制運転機能」というものが付いているため、地震を感知すると最寄りの階に止まって扉を開いてくれますが、古いタイプのものはこの機能がないため、地震が発生すると中に人が閉じ込められてしまうようです。上の閉じ込め事故もこの古いタイプのエレベーターで発生したようです。これを機会に、自分の住むマンションのエレベーターに「地震時管制運転機能」が付いているかどうか、確認しておくことをお勧めします。

あと、注意が必要なのは、エレベーター内の非常電話。これは管理員室とつながっていて、非常時に管理員と通話ができるものですが、最近のエレベーターでは、管理員室に管理員が不在の場合、自動的にエレベーター管理会社に転送されて、そこの担当者と通話ができるようになっています。この転送機能も、古いタイプにはないため、管理員が不在の場合は非常電話をかけても誰も助けに来てくれません。この機能があるかどうかも、確認しておきましょう。