3大都市圏の中古マンション価格が上昇

YOMIURI ONLINEの「経済ニュース」の2005/07/28付記事によると、3大都市圏の中古マンションの価格(坪単価)が1991年の調査以降、初めて上昇に転じたそうです。公示地価は下落傾向が続いているものの、中古マンションの取引が活発になっており、実勢ベースでは資産デフレに歯止めがかかりつつあるとのこと。

バブルの崩壊後、中古マンションの価格は下がる一方だったため、時間と労力をかけてマンション管理を行っても空しいところがありましたが、適正な管理を行えば資産価値が上昇するとなれば、励みになりますね。また、昔から「マンションは管理を買え」などと言われていながら、実際には中古マンションの価格は所在地・築年数・専有面積で決まってしまい、管理の実態が価格に反映されないのが実情でした。今後、国土交通省が打ち出したマンション履歴システムにより、管理の良し悪しが中古マンションの価格に結びつくようになれば、管理組合の努力がなおいっそう報われることになります。ぜひそのような社会に変わっていってほしいと願います。