マンション管理士会のCPD制度

今日の午後は神奈川県マンション管理士会のCPD委員会に出席しました。CPD(Continuing Professional Development)制度とは、日本語では「継続能力開発制度」と呼ばれているもので、自己研鑽の努力をしている会員を士会が応援する制度です。すでに建築士会などで行われており、神奈川県マンション管理士会でも来年度から同様の制度を導入しようとしています。具体的には管理組合との顧問契約や個別の相談業務、相談会での相談員などの実務に与える実務ポイントと、勉強会や研究会、講習会などの受講や講師に対して与える研修ポイントを定めて、それらへの参加記録や自己申告に基づいて、すべての会員の獲得ポイントを事務局のデータベースで管理していきます。そして、会員にはそれまでの獲得ポイントをメールで定期的に連絡する予定です。年間の目標は実務ポイント14と研修ポイント36の計50ポイント。士会が主催している無料相談会や勉強会、研究会などに積極的に参加して自己研鑽の努力をしている会員であれば問題なく達成できますが、そうでない会員の場合は難しい基準にする予定です。この獲得ポイントのデータベースは一般公開をするわけではなく、あくまでも自己研鑽の努力のひとつの目標として個人の励みしてもらうものですが、最終的には同様のCPD制度が全国のマンション管理士会にも普及し、マンション管理士に対して5年毎に義務付けられいてる法定講習に代わるものとして位置づけられることを目指しています。とりあえず今年はトライアル期間として、来月中旬から実際にデータベースを動かし始めることにしました。士会のIT担当(?)の私としては、自らまたひとつ仕事を増やしてしまいましたが、しばらく楽しめそうです(^_^)。