マンションの地震対策

YOMIURI ONLIE(読売新聞)ホームガイドの2005/06/25付ニュース「マンション購入、「地震に強い」が決め手」で、新潟県中越地震や福岡西方沖地震など、相次ぐ地震でマンションの地震対策に関心が高まっていることが紹介されています。一般にマンションの受水槽には飲料水の備蓄があるため、災害のときにはこれが結構役立ちます。私の住むマンションでも1戸当たり300リットル程度の飲料水の備蓄があり、今年3月の防災訓練で、この受水槽の水を実際に取り出してみる訓練を企画しました。どこかにドレイン用のバルブがあって、それを開くと中の水を簡単に取り出すことができることを期待していたのですが、受水槽のまわりを見回しても、どこにもそれらしきものはありません。どうもドレイン用のバルブは排水管に直結しているらしく、水を取り出すことはできないようです。中の水を取り出すには、上部のハッチを開いて、そこから汲み出すしかありません。結局のところ、災害の際にこの受水槽の水を有効利用するには、汲み出し用のホースなどを、管理組合で別に用意しておかないといけないことが分かりました。いずれにしてもそういうことが分かっただけでも収穫としましょう。実は昨年の消防訓練の際も、同じことを企画して、いざ現地に行ったら地下の受水槽室への入り口のハッチが固くて開かなくて、その時点で断念した経緯がありました。これはその後対策を施して改善したので、今年は受水槽室の中に入れただけでも一歩前進ですね。