突然停電が起きたら・・・

毎年、夏になると電力不足による停電が心配されます。そこで、突然停電が発生した場合に、マンションの設備がどうなるのか、万一の場合にどのように対応したら良いのかを考えてみましょう。
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エレベーターは停止

運転中に停電が発生した場合、その場で急停止となり、乗客にはショックが加わります。かご内に閉じ込められた場合は、インターホンによりエレベーター会社のサービス情報センター(24時間体制)と直接通話が可能ですので、救助を依頼してください。かご内の照明については、非常灯が30分程点灯し照明を確保します。なお、電力会社より停電予告があった際は、安全確保のため管理員により事前に運転を停止させる場合もあります。

機械式駐車場も停止

ピット式の場合、中段・下段の車は出し入れができなくなります。パレットを操作途中であった場合は、途中で停止してしまいます。操作キーは抜けますので、機械から離れるときは必ずお持ち下さい。電気が復旧すれば、その場から続けて操作できます。ただし、操作途中で停電になった場合、パレットが中途半端に上がった状態で放置されるため、段差に人が落下する危険があります。もし、操作途中で停電により止まってしまった場合には、管理員または保守会社まで必ず連絡してください。

水道は断水

各住戸の水道はエントランス地下にある受水槽から加圧給水ポンプによって供給されているため、停電と同時に断水となります。また、集会室等の共用部分の水道は水道本管から直結されているため、マンションの給水ポンプの停止の影響は受けませんが、当地域の水道は配水池から加圧ポンプによって供給されているため、こちらも停電とほぼ同時に断水します。いずれにしても、停電時には水は使えなくなりますので、注意が必要です。

電話・携帯電話は通話可能

電話交換局や携帯電話の基地局などの通信設備には非常用バッテリーや自家用発電機があるため、停電時でも通話は可能です。ただし、停電と復電の直後に相当数の通話が集中することが予想されるため、電話がつながりにくくなる可能性はあります。また、かつての黒電話は電話局からの給電で通話が可能でしたが、最近の家庭用電話にはコンセントから給電しないと通話ができないものや、停電時には接続を変えないといけないものもあります。事前に取り扱い説明書で確認しておきましょう。