中高年が挑戦したい資格

日経新聞2003/02/15付け朝刊の「NIKKEIプラス1」の「何でもランキング」で、「中高年が挑戦したい資格」のトップ10が紹介されています。それによると、第1位はファイナンシャルプランナー。以下、実用英語技能検定、社会保険労務士、ケアマネージャー、ホームヘルパーと続き、第6位に消費生活アドバイザーと並んでマンション管理士がランクインしました(^_^)。難関として知られる司法試験や公認会計士などを選ぶ人は少なかったようで、合格可能性を考えて最初から敬遠された模様。また、資格に挑戦したい理由を1つだけ選らんでもらったところ、「実用的で日常生活に役立つから」が最も多く、次いで「現在の仕事のスキルアップのため」だったそうです。一方で「独立・開業したいから」という実利的な動機はわずか10%だったそうで、「現実に資格だけで十分な収入を得るのがむずかしいこともよくわかっているようだ」と結んでいます。これは第1回マンション管理士試験合格者7,213人のうち、マンション管理センターの情報検索サービスに登録しているマンション管理士が1,214人(16.8%)しかいない状況からも見て取れます。実際、神奈川県マンション管理士会の会員も、業としての成り立ちを目指す方と、自己啓発を中心に考えている方の両方が存在しており、それは、会員78名中、会員リストで個人情報を公開している会員が22名という数字にも現れています。したがって、マンション管理士会は、従来の弁護士会や司法書士会といった独立開業者中心の団体とは若干異なる性格を持つ団体であると考えるべきなのかもしれません。しかし動機は様々でも、マンション管理の適正化を目指すという目的は全員共通のもの。資格を取りっぱなしにせずに、ぜひ各地の管理士会の活動に参加されて、目的を同じくする多くの仲間たちと一緒に、自分の知識やスキルにさらに磨きをかけていくことをお勧めします。