集会所で理事会の後に酒を飲んでもよいものか?

日経住宅サーチの連載コーナー「住宅ねっと相談室」の2003/02/19付け記事で、マンションの集会所で理事会の後に酒を飲んでもよいものか、またその酒代を管理組合のお金から支出してもよいものかという質問が載せられています。回答にあるように、定期的に理事会が行われており、その後の飲み会で親睦を深めているような管理組合は、管理会社にまかせっきりの管理組合よりは、ずっと良い管理組合だと思います。「騒音面でも我慢できる範囲なら、是非認めてあげてください」という回答が実に微笑ましいですね(^_^)。酒代を管理組合のお金から支出しているか、自己負担かは、管理組合によって考え方が違うと思いますので一概には言えませんが、酒代を管理組合のお金から支出することに対して住人全員のコンセンサスが得られていない場合は、原則として自己負担としておくのが無難のような気がします。また、仮に自己負担で飲み会を行っていたとしても、相談者のように疑いを持つ住人がいないとも限りませんので、情報公開も積極的に進める必要もあります。少なくとも理事会の議事録や広報誌を配布するなどして、役員がどのような考えを持ち、理事会の中でどのようなことが話し合われているのかくらいは、住人のみなさんに理解をしていただく必要があるでしょう。ちなみにうちのマンションの場合は、理事会の後の懇親会は自己負担。毎年、定期総会議案書に勘定元帳のコピーを添付していますので、酒代に使うとバレる仕組みになってます。管理組合活動の活性化のために良好なコミュニケーションが必要なのは言うまでもありませんが、勘違いしてはいけないのは、それが一部(たとえば役員仲間)の人間だけの仲良しクラブに終わってはいけないということ。常にマンション全体の合意形成を意識し、住人全員が同じ情報を共有しながら、管理組合活動を進めていくことが重要だと思います。