隣接地に高層マンションが建設される場合の対応

日経住宅サーチの「マンション管理サテライト」の2003/03/17付記事「第24回 隣接地に建物が建設される場合の組合の対応」で、自宅マンションの隣接地に高層マンションが建設されることになった場合に、管理組合としてどのように対応すべきかが紹介されています。H14.12.18の東京地裁の「国立マンション訴訟問題」の判決からすると、建築基準法や市の条例に抵触していない場合でも、「景観価値」を争点にするのが良いとのこと。隣地マンションの建設反対運動が管理組合の業務になるのかどうかは解釈が分かれるかもしれませんが、標準管理規約の「その他組合員の共同の利益を増進し、良好な住環境を確保するために必要な業務」として、管理組合が交渉窓口になるケースが多いと思われます。うちのマンションでも、約3年前に道路を隔てた反対側に25階建ての超高層マンションの建設計画が突然現れたときには住人全員が衝撃を受けましたが、結局管理組合の対応としては2回の説明会を開催しただけに留まりました。当時は私も無知・無関心派の代表のような住人でしたので、何も出来ずに終わってしまいましたが、今考えると建設計画の段階でもう少し交渉の余地があったかもしれません。