築年数の多い中古マンションを買うときのポイント

asahi.com : 住まいの「ここが知りたい!」の2003/04/11付け記事「築年数の多い中古マンションを買うときのポイントを教えてください」で、築年数30年くらいの中古マンションを買うときの注意点が紹介されています。建ぺい率や容積率が現在の法規準を満たさない「既存不適格」の問題や、大規模修繕の実施状況と修繕積立金の残額、購入住戸の管理費の滞納状況、床スラブ厚の薄さからくる騒音問題などが、挙げられています。マンション管理の観点でさらに挙げるとすれば、管理規約で区分所有者間の権利に不公平な記述がないか、多数の議決権を持っている元地主が存在しないか、賃貸住戸の割合や、ペット飼育に関する規定、マンション全体での滞納状況も気になりますね。しかし何よりも一番大切なのは、管理組合が主体的に正しく機能しているかどうか、マンション内に良好なコミュニティーが形成されているかどうかということだと思います。築後30年でもまだまだ元気なマンションが多い一方で、スラム化の一歩手前のマンションが存在することも事実です。管理組合や理事会の活動状況を調べることにより、どちらのマンションかを正しく見極めることが大事でしょう。