デジタル放送に備えたCATVの広帯域化

マンションで導入しているCATVの業者が「将来の放送のデジタル化などに備えて、帯域アップのためにブースターの交換工事を無料で行いたい」と言ってきたので、理事会に呼んで説明をしてもらいました。昨年、ケーブルインターネット導入工事が失敗した経緯もあり、そんなに急ぎの話ではないだろうと考えていたのですが、実際に話を聞いたら大間違い。なんと来月(6/01)から帯域変更が行われるので、現在のブースターでは3つのオプションチャンネルが視聴できなくなるとのこと。また、事前には何も連絡のなかった、マンション建築時にデベロッパーが締結した原始契約の変更や、7月からの料金値上げの話まで飛び出す始末。うちの場合、62戸全戸が地上波をCATVで受信しており、そのうちの28戸がCATV業者と個別契約でホームターミナルを設置済み。そのうちの何戸かが、当該オプションチャンネルを視聴しているとのことで、今月中に450MHz対応のブースターを770MHz対応のものに交換しないとサービスを継続できなくなるとのこと。「共用設備の変更になるので総会決議が必要。急な対応はできないので、それまで帯域変更を延期するか、あるいは3つのオプションチャネルの周波数を従来通り450MHz以下に収めてほしい」と要求しましたが、「全社的な決定なので延期はできない」の一点張り。「工事許可をいただけないと、オプション契約の解約をお願いするしかない」とか、しまいには「よそのマンションでは理事会だけで工事許可をいただいています」と言い出す始末。「御社では法に反することを管理組合に勧めるのですか?」と多少声を荒立ててしまいましたが、このままではサービスを受けている居住者の方が迷惑を被るだけなので、仕方なく役員のみなさんには無理をお願いして、5/25(日)に臨時総会を開いていただくことにしました。やはり地域ごとに1社独占で、競争原理の働かないCATV会社の体質ってこんなものなんでしょうかねぇ。