分譲マンションの賃貸化の現状と注意点

日経住宅サーチの「マンション管理サテライト」の2003/05/12付記事「第28回 賃貸に出す場合の注意点」で、分譲マンションの賃貸化の現状と、賃貸人・管理組合のそれぞれの立場での注意点が紹介されています。記事の中で紹介されている(財)ハウジングアンドコミュニティ財団の調査(平成14年10月)によると、首都圏のマンションの賃貸化率は平均で27.2%。賃貸化率が50%を越えているところも13.9%あるようです。また、賃貸人・管理組合の両方の注意点として挙げられているのが、管理に対する意識の低下。特にワンルームからファミリータイプまで間取りにバリエーションのあるマンションでは、ワンルームを中心に賃貸化が進むために注意を要するとのこと。管理組合の対応としては、広報活動に力をいれ、同時に仲介不動産会社とも連絡が取れるような体制をつくり、賃借人とのコミュニケーションも大事にすること勧めています。うちのマンションの賃貸化率は今のところ5%。外部の区分所有者の方には毎月管理組合ニュースを郵送して、マンションの近況をお知らせしています。折に触れてお礼のお手紙を頂くこともあり、励みになります。この広報紙は、貸借人の方にももちろん配布。それぞれ資産価値の維持と快適な住環境の確保という点で、マンション管理に対して高い意識を持っていただければ、と思っています。