ファクタリング会社倒産のケース

マンション管理新聞2003/05/25号の特別企画「「ファクタリング会社倒産」お手上げ?」で、ちょっと気になる話題が載せられています。ファクタリング会社が管理費等の収納を代行している場合、ファクタリング会社が自動引き落としをしてから、管理組合理事長口座に振り込まれるまでは1週間程度のタイムラグがありますので、その間にファクタリング会社が倒産したときには、そのお金が戻ってこない可能性があるというもの。大部分の管理会社が加入する(社)高層住宅管理業協会の「管理費等保証制度」では、ファクタリング会社が倒産しても、事実上保証は受けられないそうです。高層協会や国土交通省の見解では、「当然、管理会社にはその業務上利用したということで、道義的な責任はあるし、弁済すべきと考える」とのことですが、法的な責任・義務についてはあいまいだそうです。実は私のマンションでも、昨年この点に関しては疑問に思ったため、管理会社に確認をして、管理会社が弁済するという回答を得たのですが、やはり管理委託契約書の中で責任と義務については明記しておくべきことなのかもしれません。みなさんのマンションでは大丈夫ですか?