マンション再生協議会の設立

インターネットタウンページの「業界別タウンページ」の「建設業界」のページの「今月のコラム」の2003年6月付記事「建替など支援でマンション再生協議会設立へ」で、マンションの修繕・改修や建替えを支援する「マンション再生協議会」(仮称)が2003/07/10に設立されることが紹介されています。発起人には横浜国大大学院教授の小林重敬氏、千葉大法経学部教授の丸山英気氏、全国マンション管理組合連合会会長の穐山精吾氏、高層住宅管理業協会理事長の川崎達之氏、全国市街地再開発協会理事長の城戸義雄氏、マンション管理センター理事長の大津留温氏などが名前を連ねており、全国市街地再開発協会に事務局を置いて、法制度、支援事業、再生事例などの広報、普及や相談業務、専門家の紹介、斡旋業務、調査研究などを行うそうです。当初は、マンション建替えの支援を目的としていたそうですが、これに修繕・改修も加え、名称も「マンション建替え円滑化推進協議会」(仮称)から「マンション再生協議会」(仮称)に変更したとのこと。マンションで修繕・改修工事を行う際、管理組合役員が悩むことの一つが、どこの業者に頼んだらよいかということ。また、信頼できるコンサルを見つけるのも、なかなか難しいという話も聞きます。この「マンション再生協議会」では専門家の紹介や斡旋まで業務に含まれるようですので、工事業者やコンサルを探している管理組合にとっては朗報かもしれません。ただし、どのような選定基準を設けるのか、何かトラブルがあったときのフォローをどうするのか、などは気になるところ。紹介や斡旋をするのなら、その結果に対してきちんと最後まで責任を持てる体制を整備していただくことを願います。