一戸建てに比べて割高なマンションの固定資産税

asahi.com : MYTOWN : 東京の「企画特集」の「最新 マンション考現学」の2003/07/04付記事「固定資産税・小林秀樹氏」で、千葉大学工学部都市環境システム学科助教授の小林秀樹氏が、マンションの固定資産税や都市計画税が一戸建てに比べて割高になるという問題を指摘しています。200平方メートル以下の小規模宅地は、税金を6分の1に軽減される措置があるため、土地評価額の高い一戸建はこの恩恵を十分に受ける一方、建物に対する軽減措置は新築時から5年間に限って半額になるだけのため、建物の評価額が高いマンションは、土地を広く使う一戸建に比べて不利になるとのこと。実は私も、このような不公平な制度があることは、輪番制で管理組合役員になり、色々と勉強をしていく中で初めて知りましたので、多くのマンション住人はそんなことは知らずにいるものと思われます。せっかく高い税金を支払っているのですから、せめてマンションの共用廊下の蛍光灯の電気代くらいは補助をしてもらわないと割が合わないですよね。うちのマンションも築6年目に入り、建物に対する軽減措置がなくなったせいか、固定資産税の重みを感じるようになりました。残念ながら私の住む藤沢市では住宅行政はまだ一戸建てが中心で、マンションに対してはあまり目が向けられていないようです。しかし、すでに住民の約2割が分譲マンションに居住する状況になっており、マンションにも目を向けてもらわないと困ります。そろそろマンション住人が団結して行政に働きかける行動を取るべき時が来ているのかもしれません。