ゆとりある心持ちが成功につながる

日経BP「Small Biz」のメンバーズコラム「『週末起業』のすすめ」の「第57回 ゆとりある心持ちが「週末起業」の成功につながる」によると、週末起業を続けていく上で最大の障害になるのが、自分のモチベーションが低下することだそうです。会社から「給与」という安定継続収入を得ているサラリーマンは、ある意味せっぱ詰まっていないため、それが独立した起業家と比べるとマイナスに働くことがあるのだそうです。私も週末マンション管理士(?)として、平日深夜と土日にボランティア活動を続けていますが、会社で常に大量の仕事を抱えている状態で、睡眠時間を削り、休日を返上してまで、なぜボランティア活動を続けているのか、ときどき疑問に思ったりすることもあります。映画評論家の淀川長治は生前、「一つのことに惚れ込みなさい。一度惚れ込んだものが色褪せて見えるのは、その人が未熟だったからです。良いものに惚れ込んでいないからです。惚れ込む価値のあるものに惚れ込みなさい。」と語っていたそうですが、彼に言わせれば私はまだまだ未熟者ということでしょうね。上の記事では、週末起業を続けている3人のサラリーマンが紹介されていますが、共通しているのは、はじめに週末起業ありきではなく、自分自身の夢の実現のために週末起業を利用しているということだそうです。そして「あなたも一度、ご自身とご家族のおかれた現状、そしてあるべき姿を明確にしてください。次に、それを現実のものにするためのツールとして、週末起業を位置づけてみて下さい。」とアドバイスしています。仕事と時間に追われて、立ち止まることもできずに走り続けていると、いつの間にか自分のあるべき姿を見失ってしまいがちです。たまにはゆっくり歩いて回りの景色を楽しむ心の余裕も必要ということでしょう。