消える時計形式の時報

asahi.comの「ニュース特集」の「地上波デジタル」の2003/09/23付記事「消える時計形式の時報 NHK、デジタル放送で」によると、12月から東京、大阪、名古屋の3大都市圏で始まる地上波デジタル放送から、あのNHKの「ピッ、ピッ、ピッ、ポーン」の時報が姿を消すことになったそうです。放送局が電波を送出してから、テレビ画面に表示されるまで、途中で何度もデータの圧縮と元に戻す作業を繰り返すため、約4秒もの遅れが生じ、正確な時刻を伝えることが不可能になるからだそうです。朝の番組などで画面の上部に表示している時刻についても、対応策を検討しているとのこと。「約4秒の遅れがあります」などという注意書きが併記されるのかな?大晦日から元旦にかけて各局で恒例となったカウントダウンも姿を消すことになりそうです。昨年のワールドカップでは、BSの生放送で見ていたら、ゴール直前に隣家から歓声が聞こえてきたなどという笑い話もありましたが、地上波デジタル放送で見ているとゴールシーンの4秒前に隣家から歓声が聞こえてきてしまうことになる訳で、集合住宅では新たな騒音問題に・・・(^_^;)。もっとも、最近は電波時計が正確な時刻を刻んでいますし、パソコンの内蔵時計もインターネットのNTPサーバーで正確に同期をとれる時代ですので、テレビの時刻表示の正確性の重要度は相対的に低下しているかもしれません。うちのマンションでも2001年10月に集会室に電波時計を設置しました(こんな感じ)。総会や理事会のときの時間管理に重宝しています。時刻合わせの手間がかからないので、管理員さんからも大変好評です。