マンション再生への備え
asahi.com : MYTOWN : 東京の「企画特集」の「最新 マンション考現学」の2003/09/26付記事「再生への備え 長谷川洋氏」で、国土交通省国土技術政策総合研究所主任研究官の長谷川洋氏が、古くなったマンションの建替えや大改修の問題について触れています。長谷川氏は建替えに向けた合意形成に関するマニュアルをまとめてこられた経験から、多用な価値観を持つ住人の間で円滑な合意形成を行うには、日常の管理段階から将来の改修や建替えに向けたビジョンを共有することが大切であるとしています。阪神タイガースの星野仙一監督が、2年前の就任直後のミーティングで選手に向けて「優勝する」という明確なビジョンを示し、それまで4年連続最下位だった猛虎を目覚めさせたエピソードが有名になりましたが、マンション管理組合でも同じこと。まず理事会が明確なビジョンを掲げることによって、マンション管理に対する住人の意識を高めることが、管理組合活動の活性化のための第一歩だと思います。ちなみにうちの管理組合の事業計画の冒頭に掲げている指針は、「マンションの資産価値を維持し、永く安心して快適に住むことのできる良好な住環境を確保する」というもの。住人の間で意見が分かれ、管理組合が進むべき方向を見失いかけたときも、ビジョンさえ共有できていれば、明確に針路を定めることができるようになります。みなさんのマンションではどのような指針をお持ちですか?