友士会「誰でもわかる見積書」

新宿で行われたマンション管理士研究会「友士会」の9月度定例会に出席しました。今回の出席者は22名。全員の活動報告の後、今回の勉強会のテーマは会員のK氏による「誰でもわかる見積書」。足場の架設工事や、塗装工事、廃材処分費などの具体的な金額算定の方法を示しながら、大規模修繕工事の見積書の見方を説明。修繕工事には、(1)施工業者が倒産するリスク、(2)工事費用が高すぎるリスク、(3)工事内容が適正でないリスクが存在するため、相見積の実施により適正な金額を知ると同時に、施工業者の経営状況や工事内容を把握し、工事のレベルを推測することで、リスク回避に努めることが不可欠としました。講義中、鉄部のサビやコンクリートの亀裂がひどいマンションの現場の写真が回覧されましたが、工事前の写真かと思ったら、実は昨年修繕工事を行ったばかりのマンション。管理組合が機能していないと、ずさんな工事もそのまま放置されてしまうという実例でした。気をつけましょう。