マンションに暮らしていくのは大変なこと?

毎日インタラクティブの「住宅情報」の「住宅関連ニュース」の中で、毎日新聞の西部朝刊に掲載されていた「しあわせ羅針盤 第1部 マンションに暮らす」の連載記事がまとめて公開されています。せっかく購入したマンションを騒音トラブルで手放した人、一所懸命やってきたのに一部役員から反発を買って突然「辞める!」と言い出した理事長、川に落ちた洗濯物を管理会社に電話をかけて取ってこさせるあきれた住人、住人の無関心から理事長に3,000万円を横領された管理組合、住人の無関心をいいことにずさんな管理をする管理会社、施工や設計に問題がある欠陥マンション、建替えの難しさに直面する老朽マンション、等々。どれも身に覚えがあったり、聞いたことのあるような話ばかりですが、改めて読んでみると、マンションに暮らしていくことは大変なことなんだなー、という感じでしょうか。私も2年前に新任理事になったとき、自分の住むマンションには問題が山積みであることを初めて知って大変なショックを受けましたが、ひとつひとつの問題を地道に解決していくことで、自分のマンションに強い愛着を感じるようになり、それまでよりずっと住み良くなったような気がします。そうした活動を進めていく中で、それまでほとんど顔も名前も分からなかった住人のみなさんとも顔なじみになり、私もたくさんのことを教えてもらい、助けてもらうことができました。たとえマンションの暮らしには問題が多くても、ちょっとしたきっかけでコミュニティーが生まれ、住人全員が力を合わせて解決していけるようになる。それはマンションで暮らすからこそ得られる喜びだと思うのです。