「東京マンション管理士会」の発足式に出席

中野サンプラザで19:00から突然行われた「東京マンション管理士会」の発足式に出席してきました。会社を早退してわざわざ藤沢から出かけていく私も相当物好きな人間ですが、昨日深夜に友人のIさんからメールをいただき、「え?何これ?」という感じで血が騒ぎ、とにかく自分の目で確かめたくて出かけていったのでした。会場は8階の研修室。マンション管理士の正会員8名(管理組合役員出身者が中心、うち管理会社員2名)、マンション管理士以外の賛助会員4名(ねりまマンション交流会3名+東京高齢協1名)、来賓11名(=ギャラリー、私もその一人、うち住宅新報社2名)、事務局(マンションNPO)3名の出席者で式は始まり、司会進行役による会則案の読み上げの後、「異議なし!」の声とともにすんなり会則成立。出席者全員が名前を名乗った後、引き続き、会長、副会長、事務局長、監事の役員候補が紹介され、異議無く選出。会長、来賓代表、賛助会員代表のあいさつがあり、ここまでおよそ40分。あとは、全員の自己紹介で定刻の20:30を迎え、20:45から22:00まで最上階のレストランで懇親会という内容でした。今後都内のマンション管理士に電子メール、郵便等で入会を勧誘して、会員を増やしていくとのこと。各地のマンション管理士会設立の動きは、出席者の意見がまとまらずに、生みの苦しみを味わっているところも多いと思いますが、とりあえず気のおけない仲間同士で会を設立して、「この指と?まれ」方式のやり方もアリなんだなーと実感しました。事前に都内のマンション管理士に呼びかけることなしに、内輪の人間だけで、いきなり「東京マンション管理士会」を名乗ることの是非や、「マンション管理支援協議会」(マンションNPO)という既存の団体に事務局を置いていることについては賛否両論があると思います。しかし、それらの批判はもとより覚悟の上のこと。「べき論」は置いといて、どんな形であれ「士会」を立ち上げ、実績を積み重ねながら、より多くのマンション管理士や、管理組合、区分所有者に賛同してもらえる団体を目指す。あえて困難な道を選択してまで彼らが行動に移ることができたのは、正会員・賛助会員の多くが管理組合役員出身者であると同時に、管理組合の支援団体を基盤に持ち、資格取得者の視点ではなく、カストマーの視点で「士会」を捉えられていることが最大の強みであるように感じました。いずれにしても、今後どれだけの賛同者を得ることができるのか、彼らの真価がそこで問われることに違いはありません。