横浜市がマンション紛争防止のための相談センターを開設へ

横浜市長のホームページの「市長定例記者会見」の2002/09/04付記事で、マンション紛争等の防止に向けて横浜市の「まちのルールづくり相談センター」を9/12(木)に開設することが、紹介されています。このセンターは、自らの住環境を破壊するマンション建設等に反対する住民の相談窓口となるもので、既存の法では規制のできない高層マンション建設等を、住民発意の地区計画や建築協定を作ることで阻止するために、行政の負担で全面的に住民運動をバックアップしてくれるもののようです。近隣に超高層マンションが突然建設されたりすると、いくら都市計画や建築基準法に合致しているとしても、納得のできない住民との間で紛争となる場合もありますので、あらかじめ地区計画によって細かな条例を定めたり、住民同士で建築協定を結ぶことは、トラブル防止の観点から有効なことだと思います。また、このような運動を通じて、その地域の住民が自分たちでまちづくりをしていくという意識を高めるという意味も大きいように思います。今後は、ぜひマンション「内」紛争等の防止にも向けて、同じような「マンション内のルールづくり相談センター」なり、マンション管理全般に関する相談センターを作っていただき、マンションの管理組合活動を全面的にバックアップしていただきたいと思います。