ペイオフの全面解禁を来年9月まで延期へ

毎日インタラクティブの2002/09/18付けニュースで、金融庁が来年4月に予定していたペイオフの全面解禁を同9月まで延期する方針を固めたことが紹介されています。金利ゼロの普通預金などの決済用預金はペイオフの全面解禁後も全額保護される見通しになり、その導入準備が間に合わないことが理由だそうです。この1?2年、マンション管理組合はペイオフ問題に振り回された感がありますが、結局のところ、金利ゼロの普通預金が一番安直な解になるのでしょうか。このペイオフの全面解禁に対してどのように対処するかは、マンションの規模によってもだいぶ異なりますし、管理組合によって様々な考え方があると思いますが、いずれにしても組合員のみなさんの合意を得ることが大事であることに変わりはありません。金利による利殖性を選ぶか、金利ゼロでも安全性を優先するか、今のような超低金利時代だと答えは単純でつまらない気もしますが、今後金利が上昇した場合には、管理組合のバランス感覚と適切な判断が求められることになるでしょう。