首都圏マンション管理士会が会員数212名で設立

首都圏マンション管理士会の設立総会と設立祝賀パーティーが、16:00より四ツ谷の主婦会館プラザエフで開催され、神奈川県マンション管理士会準備会からも代表幹事の菅野安男氏以下3名が祝賀パーティーに招待され出席しました。設立時の会員は212名で、内訳は東京が122名で半分以上を占め、以下千葉が33名、埼玉が24名、神奈川が23名と続くようです。平日の開催にも関わらず、祝賀パーティーには150名近くの出席者があり、盛大に行われたとのこと。一方、私たちが12/01(日)に設立を予定している神奈川県マンション管理士会の入会申込者は11/15(金)時点で正会員45名+賛助会員3名(県外のマンション管理士)。準備会の会員数が現時点で80名であることから、最終的には60名程度の規模になりそうです。千葉の管理士会も12/08(日)に設立するため、神奈川、埼玉、千葉の3県では、各県単位の管理士会と、首都圏の管理士会が併存する形になります。これら3県のマンション管理士はどちらの管理士会に加入するのも自由ですし、会としての魅力がなければわざわざ会費を支払ってまで管理士会に加入することもありません。もともと神奈川、埼玉、千葉の各県単位での管理士会設立の動きが進められており、これらの管理士会同士で連携を取っていく動きがあったにも関わらず、それらの動きを一切無視するように後から首都圏を包括する形で管理士会を立ち上げたことには批判もありますが、この3県のマンション管理士がどちらを選ぶのかは、結局のところ、今後どちらの管理士会が会員の期待に答える活動をしていけるかによると思います。数名の発起人が会則や事業計画等を決定し、大々的に会員を募った首都圏のやり方と比べて、神奈川準備会は会員間で自由闊達な意見交換を行い、時間をかけて全員の合意の下にその方向性を定めてきたことは、まったく対照的な動きでした。広範囲な専門知識を要求されるマンション管理士にとって、様々な得意分野を持つマンション管理士同士の横の連携は必要不可欠なものですが、私はこのような話し合いの中で自然に会員間のつながりが出来、マンション管理士同士の連携が強化されていくものと思います。これは、様々な考え方や価値観を持つ住人が集まるマンションでは、住人の唯一の共通の関心事項であるマンションの維持管理について話し合いながら、管理組合として方向性を定めていくことによってマンション内に良好なコミュニティーが形成され、それによって管理組合活動自体も活性化していくという私の考えに共通したところがあります。神奈川は会の規模が大きくなっても、今の良さを失うことなく、今後も同じやり方を踏襲していきたいと思っています。