「マンション建替事業賠償責任保険」の発売開始

あいおい損保のニュースリリースの2002/12/18付記事で、「マンション建替事業賠償責任保険」の発売を開始したことが発表されています。この保険は12/18(水)に施行された「マンション建替法」を踏まえたもので、法の定めに従って認可を受けた「マンション建替組合」や「個人施行者」が、マンション建替え事業に関する事業の遂行上、抵当権者等の担保権者またはその他の第三者から損害賠償請求を受け、法律上負担しなければならない賠償損害および争訟費用に対して保険金を支払うものだそうです。標準的な中規模マンションでは1戸室当りの年間保険料は1,700円程度ですが、良好な市街地環境の整備や循環型まちづくりを支援するという観点から、スケルトン・インフィル構造、バリアフリー構造等の優良構造のマンションについては割引制度もあるそうです。また、契約者にはマンション建替え事業に関する法律相談やトラブル相談のサービスも提供し、マンション建替法や区分所有法に関するセミナーも提携弁護士と連動して順次開催するとのこと。法律の専門家ではない区分所有者が主体となって建替え事業を実行していく上でのリスクに対応した業界初の保険として、大変興味深い内容と言えるでしょう。